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ポータブル電源を過放電から復活させる方法は?電源が入らない時の対処法

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せっかく買ったポータブル電源に充電しようと思ったら電源が入らない!

たいてい使おうと思って確認することが多いため、電源が入らないとあせってしまいますよね。

ポータブル電源はお安い買い物ではないので、予備の電源をもつのも難しいこともあるでしょう。

そこで今回はホータプル電源の電源が入らないという事態が起きた時の対応の仕方をご紹介いたします。

目次

ポータブル電源の過放電とは?

ポータブル電源の過放電とは、リチウム電池の容量が0%になっても、さらにエネルギーを取り出そうと放電してしまうことです。

電池の劣化を早めてしまう原因になります。

深刻な状況になると充電ができなくなり、ポータブル電源そのものが使えなくなる可能性があります。

放電の際は電池の容量に気を付ける必要があります。

過放電状態になるともう充電できない場合もある

過放電状態になるともう充電できない場合もあります。

過剰に放電された電池は破損状態となり再度充電するのは難しくなり利用不能となるので、放電のし過ぎに注意が必要です。

過放電になりやすい使い方は以下です。

  • 電池残量が少ない状態長期間放置する。 
  • 電池残量を使い切った状態で、充電しないまま放置する。

過放電の状態になると電池の安全機構が働き、充電がストップします。

リチウムイオン電池は電力密度が高く、放電しすぎないよう放電を停止する安全装置が組み込まれています。

ポータブル電源のメーカーによってはディスプレイに過放電マークが表示がつくことで分かる機種もあます。

Jackeryでは過放電マークの表示がされます。

充電できない、過放電マークが消えないという場合はメーカーに相談しましょう。

EcoFlow Japanの公式サイトよくある質問では以下のような記載もありました。

充電を100%使い切る利用方法は、リチウムイオン電池の特性上あまり好ましくありません
また、電池残量0%のまま長時間放置すると過放電になるリスクがございます
(ここでいう過放電は充電禁止電圧を下回ってバッテリー交換が必要となる状態を意味します。)
上記の理由から、20%くらい残しておくほうがバッテリーには優しい

ポータブル電源が過放電状態になる原因

ポータブル電源が過放電になってしまう原因としては下記の2つがあります。

  • ケーブルが正しく接続されていない
  • 周囲の温度が高いもしくは低い

それでは、それぞれ解説させていただきます。

プラグ・ケーブルが正しく接続されてない

プラグやケーブルは正しく接続しているか確認しましょう。

意外としっかりと接続したつもりでも少し浮いていたりしたら、そもそも充電できません。

しっかり奥まで差しこまれているか確認しましょう。

周囲の温度が高いもしくは低い

ポータブル電源には充電可能な温度が決っています。

例としてJackery製品を見てみましょう。

  • ポータブル電源1500Pro:0℃~40℃
  • ポータブル電源2000plus:0℃~45℃

上記の温度より低くなったり、高くなったりすると温度保護機能が働き、充電が止まってしまうことがあります。

その場合は充電可能な温度の場所に移して、1~2時間待ってから充電をすると良いでしょう。

ポータブル電源が過放電した場合や電源が入らない時の復活方法

今回は、ポータブル電源が過放電した場合や電源が入らない時の復活方法についての対処法をいくつかご紹介します。

※ポータブル電源の各種ブランド・メーカーサイトのよくある質問なども参考にしながらご紹介します。

長時間充電を行う

長時間放置してしまい、過放電状態となったリチウムイオン電池は、長時間(24時間程度)充電状態にしておくと回復することがあるそうです。

充電状態にならなくても、しばらく充電ケーブルを差し込んだまま様子をみてみましょう。

しかし、機器によっては発火に至る可能性があるので、長時間の充電となりますが、目につく範囲での充電をおすすめします。

複数回充電を行う

複数回充電を行ってみましょう。

過放電になってからの時間がポイントで、すぐに充電すれば復活する場合があるそうです。

何度か充電をしてみても復活しないようでしたら、購入先のサポートへ相談をしましょう。

公式のトラブルシューティング

今回は、Jackeryの公式トラブルシューティングより以下5項目です。

  1. ACアダプタでJackeryポータブル電源を充電する時、アダプタのライトと本体側INPUTの青いライトは点灯するか確認する。
  2. 車載用充電シガーソケットで充電を確認する。車載用充電シガーソケットで充電できる場合は、充電用のACアダプターに故障の可能性がある。車載用充電シガーソケットで充電できない場合は、製品の内部回路が異常の可能性がある。
  3. Jackeryポータブル電源は、ー10〜40℃の温度範囲でお使いの機器に電力を供給できる。動作温度が上記範囲外にある場合、本製品が動作しないことがある。
  4. 充電ができなくなるまで利用していた製品のW数はポータブル電源の仕様範囲かどうか確認する。

ACアダプタをDC入力に抜き差ししてみる

こちらに関しては、Yahoo!知恵袋にてこのようなやり取りがありました。

Jackeryポータブル電源700を購入したのですが、過放電で動作しなくなってしまいました。動くようにしたいのですが、どうしたら良いでしょうか?分かる方よろしくお願いいたします。

内臓電池はリチウムイオン電池18650を使っているとの事ですが、電気的な知識とテスターなどを持ってますか?リチウムイオン電池は過放電すると再起不能になります。過放電領域の溺死状態とされている0.0V〜1.4V程度の部分から脱出するように(開いてバッテリーに直接)外部から電圧を加えると再起する可能性が高くなります。スキルや設備が無いならACアダプターをDC入力に3〜5秒程度の周期で数十回、根気よく繰り返すと復活する可能性があります

本体そのものの不具合でなければ復活するかもしれません。

試す価値はあるかもしれません。

カスタマーセンターへ連絡

こちらもJackeryのサポートページよりご紹介します。

過放電マークが消えない、本体への充電が出来ない場合は以下の手順でカスタマーへ連絡を入れます。

  • 故障製品の注文番号を用意する。(製品の注文履歴から確認する。)
  • カスタマーサービスへ連絡する際には簡単に症状を説明する。

バッテリー交換ができる機種はバッテリー交換をする

過放電が疑われる場合や電源が入らない場合、回復方法によっては復活する場合もありますが、いつまでも回復の見込みがない場合にはバッテリー交換を検討します。

最近では、バッテリー交換ができる機種も増えているようですが、バッテリー交換が出来ないメーカーでは新品との交換対応保証期間内での無償修理での対応などをしていただけます。

メーカーサポート記載内容
Jackery・購入日より1ヶ月以内の場合は新品との交換対応
・購入日より1ヶ月以上、保証期間以内の場合は無償修理対応
・保証期間を過ぎ、正規店よりの購入証明が提示不可の場合は有償修理対応
EcoFlow動画を提供し、support.jp@ecoflow.comに連絡をする
ANKERカスタマーサポートに連絡をする

ポータブル電源が過放電にならないためにはどうする?

ポータブル電源が過放電にならないために以下3つご紹介します。

定期的な充電を行う

バッテリー残量が少なくなる前にこまめに充電することをおすすめします。

バッテリーを空にするまで使い切ることは、おすすめしません。

完全に放電した後に長時間放置するとさらに電気を放出し、過放電などの現象が起こります。

この状態になると充電性能が低下するほか、ショートの原因になる恐れがあります。

ポータブル電源は、バッテリー残量が少なくなった時点で充電を行うと寿命が長持ちします。

自然放電率が低いポータブル電源を選ぶ

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源は自然放電率が非常に低いため、バッテリー管理がとても楽です。

鉛蓄電池の自然放電率が月に約20%なのに対し、リン酸鉄リチウムイオン電池は月間でわずか1%ぐらいしか電力が減りません。

長期間の蓄電に適しており、急な災害時でも安心して使用できます。

メーカー保証ありのポータブル電源を選ぶ

メーカーの保証ありのポータブル電源を選んで購入しておけば、故障などの際に保証が受けられます。

例えば、無償修理や交換です。

メーカー保証だと延長保証などもありますので、安心が長く続いて良いですよ。

メーカー保証ありのポータブル電源おすすめ

それでは、ここからはメーカー保証があるおすすめのポータブル電源を紹介させていただきます。

JVCケンウッド BN-RF1100 ポータブル電源

ビクターの製品です。ビクターの安心サポートを受けられます。

保証期間は24か月ですが、テクニカルサポートは期限なしで受けられます。

DELTA Pro

EcoFlowの製品です。

公式サイトやAmazon、楽天、Yahooショッピングでの購入であれば、2年間保証をしてくれます。

また、不要になったポータブル電源の自主回収サービス「エコリサイクルサービス」を2023年7月18日より開始しています。

BLUETTI ポータブル電源 EB3A

BLUETTIのメーカー保証は注文日から24か月ののサポートです。

また、正常使用による不具合の場合は、無料修理や交換をしてくれます。

FOSSiBOT F2400

FOSSiBOTは安心の2年保証です。また、15日間であれば、返金保証をしてくれます。

カスタマーサービスも日本語の対応で安心です。

メールの対応も1営業日以内してくれます。

日本でのアフターサービスは滋賀県で行っています。海外対応ではないので迅速に対応してくれます。

Jackery JE-1000B

正式な保証期間は2年間ですが、公式サイトにて製品保証登録をすれば、追加で2年間保証してくれます。

さらにJackery Pro、Plusシリーズであれば3年間の保証期間です。

保証期間を十分にとってくれてる面はとても信頼できます。

ポータブル電源を故障させない長持ちさせるコツ

ポータブル電源は決して安いお買い物ではありません。それゆえに長持ちさせたいものです。

下記の通り4つの点に気を付けると良いでしょう。

  • 最適なバッテリー残量を保つようにしましょう。
  • 低温や高温に気を付けて使いましょう。
  • パススルー充電(充電中に他の機器に充電すること)しないようにしましょう。
  • 保管するときも最適な充電残量になっているか確認しましょう。

Jackeryポータブル電源の電源が入らない?過放電から復活させるには?まとめ

Jackeryポータブル電源の電源が入らなくなった時の対処法をご案内してまいりました。

  • プラグやケーブルが正しく差さっているか確認しましょう。
  • 周りの気温を確認し、正常な気温の場所に移動させてみましょう。
  • それでも変わらなければ公式のトラブルシューティングを試してみましょう。
  • ACアダプターをDC入力に抜き差ししてみましょう。
  • どうしようもなければカスタマーサービスに頼ってみましょう。

Jackeryポータブル電源は機能も優秀ですが、保証もしっかりしています。

それゆえに電源が入らないととてもあせってしまいます。

有効に使うためにも保証の内容をしっかりと確認して電源が入らない事態が起きてもあわてずに対処していきましょう。

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