いざという時に役立つ道具の1つとして、ポータブル電源があげられます。
もしポータブル電源で電気ケトルが使えるのであれば、キャンプや車中泊の際にお湯が沸かせられるので便利ですよね。
そこで今回は、電気ケトルを使えるおすすめのポータブル電源を紹介し、使い方や注意点について解説していきます。
これからサマーキャンプを始めようと考えている方々の参考になれば嬉しいです!
車中泊でお湯を沸かすにはポータブル電源と電気ケトルが便利!メリットは?
車中泊やキャンプをするにあたり、調理はもちろんホッと一息つきたいときに、コーヒーや温かいお茶が欲しくなりますよね?
またお湯があれば、防寒用の湯たんぽが作れたり、洗顔をするときに冷たい水を浴びたりしなくて済みます。
でもお湯ってどうやって沸かせばいいのでしょうか??実は、ポータブル電源と電気ケトルがとても便利なんです。
正しいポータブル電源を選び、正しい使い方をすれば、車中泊やキャンプにおいてポータブル電源と電気ケトルは大活躍しますよ!
では、メリットについてもご紹介します。
キャンプですぐにお湯を沸かせる
少量のお湯を素早く沸かすのが得意な電気ケトルを常備しておけば、お湯を沸かすまでの手間が大幅に軽減されます。
ちょっと軽食とりたいな、コーヒーを飲みたいなという時にサッとお湯が準備出来るのは良いですよね。
火を使わずに済むので車内でも安全
火を扱うわけではないため使用中に目を離しても安全にお湯を沸かすことができます。
車やテントに火が引火してしまうなどの危険性がないので、助かりますよね。
停電時にお湯を沸かせる
ポータブル電源と一緒に常備しておけば、停電時にもお湯が沸かせます。
非常食で常備しておくと便利なものと言えば、以下のようなものが思い浮かぶと思います。
・缶詰、菓子類
・パスタ、乾麺、インスタント麺
最近では、お湯を注ぐだけで完成という商品がたくさん出ています。
以下は一例です。
ポータブル電源で電気ケトルを使ってできることは?
電気ケトルというと、コーヒーやインスタント食品を利用する際にお湯を沸かすという場面が多いのではないでしょうか。
他にも、電気ケトルを使ってできる事って色々あるんです。
今回は、ポータブル電源で電気ケトルを使ってできること4つご紹介します。
コーヒーや紅茶を淹れる
コーヒーや紅茶を淹れる際にもっと美味しく飲みたい!と温度にこだわって淹れる方もいらっしゃいますよね。
コーヒーは90℃台、紅茶や日本茶などは100℃前後が美味しく淹れるための目安とされています。
温度調整が1℃単位で出来るものからコーヒー、紅茶、日本茶用とボタンひとつで設定出来るものまで幅広く商品が発売されているので、自分の好みに合った電気ケトルを選びたいですね。
インスタント食品の調理
インスタント食品が確実に美味しくなる調理ができます。
段階的に温度調整が出来るものから1℃単位で出来るものまで幅広くあり、温度表示がされるものまであります。
調理するインスタント食品によって準備するお湯の温度を簡単に管理できます。
ぬるすぎた、熱すぎたという失敗もなく、素早く便利に調理できます。
湯たんぽを使う
冬の車中泊など寒さや冷えを感じる際には湯たんぽを使うのがおすすめです。
車中泊では車の中でストーブを使うと一酸化炭素中毒のリスクがあるので、湯たんぽ、ポータブル電源、電気ケトルの3つがあれば安心です。
専用の湯たんぽを使っても良いですが、お茶や水を飲んだ後の空のペットボトルを湯たんぽ代わりに使用することも可能です。
ペットボトルの変形や溶けを防ぐ為に、人肌温度のお湯を使用しましょう。
温度調節が出来る電気ケトルだと手間をかけずにすぐ準備ができます。
朝起きて起床後の洗顔にペットボトルのお湯を使うのもちょうど良いです。
赤ちゃんのミルクを作る
赤ちゃんのミルクを粉ミルクで作る場合には、菌に感染するリスクを減らすための推奨温度があります。
菌に感染するリスクを減らす方法
- 粉ミルクを作る前に手を綺麗に洗いましょう。
- 哺乳瓶やスプーンなど使用する器具は良く洗い消毒しておきましょう。
- 粉ミルクを溶かすときは、70℃以上のお湯を使いましょう。
- お湯で溶かした粉ミルクは流水にあてるか冷水又は氷水の入った容器に入れて、授乳できる温度まで短時間で冷やしましょう。
- 溶かしたあと、2時間以内に使用しなかったミルク、飲み残しのミルクは捨てましょう。
赤ちゃんのミルクを作るには一度沸騰させた70℃以上のお湯が必要なことがわかりました。
ポータブル電源と電気ケトルがあればいつでもどこでもミルク用のお湯を確保できます。
電気ケトルを使えるポータブル電源の選び方
電気ケトルを使えるポータブル電源の選び方のポイントは、たくさんあります。
それは以下の通りです。
- 容量
- ソーラーパネル対応
- 寿命
- 重さ
- 安全性
- 価格
- 充電方法と充電速度
- 保証期間
このなかでも特に「容量」に注目してください。なぜなら容量次第で、使える電気量が異なってくるからです。
使っている最中に供給電気が止まらないよう、事前にポータブル電源の容量を確認しておきましょう。
また、稀にポータブル電源による火災事故が起こることがあります。
それはバッテリーに異常発熱や過充電によるものが原因といわれており、火傷や怪我をする恐れなどがありとても危険です。
したがってBMSやNCM制御装置が付いた、安全性を考慮したポータブル電源を選びましょう。
他にも価格や充電方法や速度など、ポータブル電源を選ぶポイントを1つ1つおさえておくことで、よりあなたにとって使いやすいポータブル電源が見つかると思います。
電気ケトルを使えるおすすめポータブル電源3選
電気ケトルを使うためにおすすめのポータブル電源はどれでしょうか??
私の方から3つ紹介させていただきます。
Jackery1500
『Jackery』は、業界シェアNo.1のポータブル電源です。
定格出力が1800Wと大きいので、電気ケトル以外の電化製品にも扱えます。今回は車中泊で考えていますが、災害時には電子レンジやドライヤーなどの電化製品にも使えるので、とても便利です。
実際にこのポータブル電源を使っている方々からは、
安心安全!信用性が高いし、使い勝手も最高です。
1500W以下殆どの家電を動かせるから、キャンプや災害時以外にも使えて便利!!尚且つソーラーパネルにも対応しているからエコ!
とかなり好評です。
やや高価ではあるものの、機能性と安全性を見れば納得する方も多いのではないでしょうか??
EcoFlow DELTA 2
EcoFlowの中でも、累計販売台数No.1モデルの『DELTA2』です。
リン酸リチウムイオン電池を使用しているため、ポータブル電源の寿命が業界平均より6倍長く、尚且つEcoFlowが販売するポータブル電源の充電方式は「急速充電」なので、50分間の充電で約80%は充電できます。
実際に使っている方々からも、
開封時に23%だったバッテリー。朝7時から充電を始めて14時に満タンになりました。自家消費電力を自力で作れるのはとても気分が良いです。
購入して良かったです。決めては、リン酸鉄リチウム電池と、容量です。
大きさも大きすぎず、早速、車内へ、置くスペースを確保。到着して、充電しましたが、充電もすごく、早い。これは、助かります。
と、充電の速さに感動しています!いざという時に、すぐに充電が溜まるポータブル電源は嬉しいですよね。
VTOMAN1500
『VTOMAN1500』もリン酸リチウムイオン電池を使用しているため、寿命が高いことが特徴です。また定格出力1500Wもあるので、電気ケトル以外にドライヤーや炊飯器にも使えます。
実際に使っている方々からは、
容量がある分重いですがコンパクトだと思います。バッテリー残量も画面に表示されるので分かりやすく、6箇所のコンセントでいちいち抜き差しの必要がありません。1500wなのでドライヤーなどの高電圧の家電も使用することができ、試しに炊飯器でご飯を炊いてみたところ美味しく炊きあがりました。
1500W出力ができるので、普通の家電なら問題なく使用出来ます。
冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、オーディオ、冷凍庫などつないでみましたが、動きました。操作も簡単で使いやすいです。
様々な家電製品に対応できるのは、嬉しいですよね。
1000W以下のおすすめ電気ケトル3選
ポータブル電源で電気ケトルを使うためには、1000W以下の電気ケトルでなければいけません。では私がおすすめする、1000W以下の電気ケトルを3つ紹介させていただきます。
山善 YKG-C800-E
まずは『山善 YKG-C800-E』です。細口タイプで800mlと少し小さめの容量ですが、消費電力は1000Wもあります。
またオートオフや空焚き防止、そして保温と機能性も十分です。
コーヒーをドリップする時なんかに、ちょうど良いかもしれませんね!
ドリテック PO-145BK
『ドリテック』から販売している細口ケトルです。ツヤツヤとしたメッキ仕様で、とてもかっこいい見た目となっています。
こちらもオートオフや空焚き防止、そして保温機能が付いています。しかも保温時間は最大15分と長いことが特徴です。
さらに加熱時、保温時ごとに1℃ずつ温度調節ができます。
消費電力は900Wなので、安心してポータブル電源で使えるところが嬉しいポイントでしょう。
HAGOOGI GEK-1701
最後は、『HAGOGI』の電気ケトルです。ガラス製になっていますので中身が見えてしまいますが、-50~200℃の急冷急熱でも割れない構造になっています。
またガラス製であるメリットとしては、「嫌な臭いが付きにくい」ことがあげられるでしょう。
ちなみに音頭調節は7段階に分けられており、保温時間は24時間と長め、オートオフや空焚き防止機能などの安全性にも優れています。
ポータブル電源でお湯を沸かす方法
実は電気ケトル以外にも、ポータブル電源でお湯を沸かす方法があります。それは、「トラベルクッカーを使うこと」です。
トラベルクッカーとは、家庭用の電気ケトルよりも消費電力が250Wとかなり抑えられていることが特徴であり、小さくてコンパクトなので、持ち運びにも困りません。
また専用の鍋と蓋を持参すれば、素早くお湯を沸かすことができます。
ただし、事前にポータブル電源のバッテリーを充電しておくことを忘れないでくださいね。
ポータブル電源で電気ケトルを使用する際の注意点
ポータブル電源で電気ケトルを使用する際には、2つ注意点があります。
それは、
- 電気ケトルの消費電力を確認する
- ポータブル電源の定格出力を確認する
ではこれら2つの注意点について、詳しく説明していきます。
電気ケトルの消費電力を確認する
まず1つめは、電気ケトルの消費電力の確認です。
電気ケトルの消費電力は、基本的に電気ケトルの裏面に記載されています。
ここでもし、用意したポータブル電源の定格出力よりも大きい消費電力の場合、電力が足りないので電気ケトルを稼働させることはできません。
したがって、電気ケトルの消費電力はポータブル電源の定格出力よりも小さいか確認しておきましょう。
ポータブル電源の定格出力を確認する
2つめは、ポータブル電源の定格出力の確認です。定格出力は、W(ワット)で表示されています。
先ほども説明しましたが、定格出力は消費電力よりも大きくなければいけません。
つまりポータブル電源の定格出力よりも、電気ケトルの消費電力が大きい場合、上手く電気が供給されないのでお湯を沸かすことができないということです。
大切なことは、定格出力>消費電力ということ!
ポータブル電源で電気ケトルは使える?車中泊でお湯を沸かすにはどうする?まとめ
今回は、ポータブル電源で電気ケトルは使えるのか?そもそも車中泊でお湯を沸かすにはどうしたらいいのか?について解説させていただきました。
記事をまとめると下記のようになります。
- ポータブル電源の定格出力の確認と、電気ケトルの消費電力を確認しなければいけない
- 電気ケトルの消費電力よりも、ポータブル電源の定格出力が大きくなければ使えない
以上です。
ポータブル電源1つは決して安価ではありませんが、災害時ふくめ車中泊やキャンプには必要不可欠だと思います。
したがってこの機会に是非、ご家庭に1つポータブル電源の購入を検討してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう。