ポータブル電源はキャンプにとても役立ちますが、宿泊日数やどのような目的でポータブル電源を使うかによって、必要容量は異なってきます。
せっかくのキャンプを楽しむためにも、容量の目安を確認しておいた方が安心ですよね。
そこで今回は、ポータブル電源をキャンプで使うときに必要な容量の目安を解説し、キャンプにおすすめのポータブル電源をご紹介させていただきます。
キャンプで使うポータブル電源は容量に気を付けよう
キャンプ先には電源がないため、ポータブル電源を用いて電気を供給し、スマホの充電をしたり調理器具を動かしたりします。
冬のキャンプであれば、暖をとるために電気毛布や電気ストーブなどを使うこともあるでしょう。
しかし、前もってポータブル電源の容量を確認しておかなければ、スマホの充電ができなかったり温かい飲み物が飲めなかったり、冬は寒さと戦いながら過ごすことになってしまいます。
せっかくのキャンプなのに、寒さと戦うなんて嫌ですよね。
したがってポータブル電源を購入するときは、もちろん値段も確認しなければなりませんが容量にも注目して選ぶ必要があります。
ポータブル電源をキャンプに使う時に必要な容量の目安!ワット数は?
ポータブル電源をキャンプに使う時、どのくらいの容量が必要なのでしょうか?
- 日帰り、デイキャンプ:〜500Wh
- 1泊2日のキャンプ:500〜1000Wh
- 2泊以上のキャンプ:1000Wh〜
あくまで目安ですが、必要容量を上記にまとめてみました。
1泊2日のキャンプでポータブル電源を使用するのであれば、500〜1000Whの容量で十分です。
これくらいの容量でも、スマホの充電やテント内のライトの点灯ができます。
もし災害用としてポータブル電源を使用するのであれば、最低でも1000Whは必要となるでしょう。
あまり容量が大きいと持ち運びが大変ですので、1000Wh程度のポータブル電源を常備しておくと良いかもしれません。
キャンプに使うポータブル電源の容量について気を付けること
キャンプ用のポータブル電源の購入するとき、容量について確認しておいていただきたいポイントが5つあります。
- 気温によって出力が低下する
- 使用したい電化製品のわっと数を確認する
- こまめに充電する
- 充電しながら使用しない
- 長時間使わない場合は、容量100%と0%を避ける
このポイントを確認しておかなければ、容量が全然足りなかったり、ポータブル電源が故障したりしてしまうかもしれませんので、必ず確認しておきましょう。
気温によって出力が低下する
まず1つめは、気温によって出力が低下することです。
実はポータブル電源は、外気温の影響をとても受けやすく、寒い冬の時期は特に出力が低下しやすいようです。
そもそもポータブル電源の正常な動作温度範囲はマイナス10℃~40℃になるように設計されていて、この範囲を超えてしまうとバッテリーの劣化が進み、ポータブル電源の故障につながると言われています。
また気温が高い環境下でポータブル電源を放置することも故障に繋がりますので、注意しましょう。
使用したい電化製品のワット数を確認
2つめは、使用したい電化製品のワット数を確認することです。
ポータブル電源には、安定して出力し続けられる電力の量、いわゆる’’定格出力’’があります。
この定格出力が使用する電化製品の消費電力のW数よりも小さいと、うまく電気が供給できないため、電化製品は動作しません。
したがって、あなたが使いたい電化製品がどんなものなのか、またその電化製品のワット数をしっかり確認しておきましょう。
こまめに充電する
そして3つめは、こまめに充電することです。
万が一のためにも、ポータブル電源をこまめに充電しておいた方が良いでしょう。
ポータブル電源には、急速充電機能が付いているものもありますが、満タンになるまでには時間がかかります。
ですからいつ何が起こってもすぐに使えるように、ポータブル電源をこまめに充電しておくことを心がけてください。
充電しながら使用しない
4つめは、ポータブル電源を充電しながら使用しないことです。
充電しながら使用することを、’’パススルー’’と言いますが、この動作を長時間行っているとポータブル電源の中のリチウムイオン電池に負担をかけてしまいます。
したがって出来るだけポータブル電源のバッテリーを長持ちさせたいのであれば、充電しながら使用しないようにしましょう。
しかし最近のポータブル電源は、パススルー可能のものもありますので、一概に言えません。
長期間使わない場合は容量100%と0%を避ける
もし、長期間ポータブル電源を使わないのであれば、容量100%と0%を避けましょう。
目安は、大体60%前後が良いと言われています。
なぜならポータブル電源の中のリチウムイオン電池は、100%もしくは0%の状態で長期間保存すると、劣化を早めたり故障の原因になるからです。
また、ポータブル電源を使用していなくても残量は低下していきます。
したがって、時よりポータブル電源のバッテリー残量を確認し、無ければ充電しましょう。
キャンプに使うポータブル電源の選び方
キャンプに使うポータブル電源を選ぶとき、どのような点に気を付けたら良いのでしょうか?
それは、以下の5つです。
- 値段
- 容量
- 消費電力とAC出力
- デザイン
- AC出力数やUSBポートの数
この5つのポイントについて、詳しく解説していきます。
①値段
1番は値段です。
ポータブル電源の値段は、機能性によってピンキリであるため、どれにしようか迷われる方も多いと思います。
高い物は10万以上超えますし、安い物は1万円弱のものなど様々です。
したがって、ポータブル電源を購入する前に予算を決めておくと良いでしょう。
②容量
そして本題の容量です。
容量が多い方が使い勝手が良いと思うかもしれませんが、ポータブル電源の容量は多くなればなるほど値段が上がってしまいます。
かといって容量が小さいものだと、寒い冬の時期に暖をとることが難しくなりそうですよね。
したがってポータブル電源の容量は、少なくとも400Whが必要だと思います。
400Whがあれば、扇風機(弱モード)を約9時間ほど使えるでしょう。
使用時間については、
バッテリーの容量(Wh)÷電気機器のW数×0.8
こちらで計算することができます。
③消費電力とAC出力
ポータブル電源には、1つ1つ消費電力が決められています。
きっとあなたは「大きいAC出力のポータブル電源が良いよね!」と思うかもしれませんが、接続する電化製品の消費電力がさほど大きいものでなければ、そこまで大きい出力を選ぶ必要はないでしょう。
ちなみに消費電力が大きい電化製品を繋ぐと、ポータブル電源のバッテリー消費は早くなりますので、その点も加味しておかなければなりません。
④デザイン
ポータブル電源は、メーカーによってデザインが違います。
キャンプに持っていくのであれば、シックでかっこいいものを選びたいところです。
きっとキャンプ先の写真映えにもなりますよ。
⑤AC出力数やUSBポートの数
キャンプでポータブル電源を使うとき、どんな電化製品をいくつ使うのかを確認しておきましょう。
そしてポータブル電源のAC出力数と、USBポートの数の確認をしましょう。
ポートの数が1つではなく複数あったほうが便利ですよね。
キャンプで使うポータブル電源のおすすめ機種
以上のことを踏まえ、キャンプで使うポータブル電源のおすすめ機種を6つご紹介させていただきます。
ぜひ参考にしてみてください。
SmartTap ポータブル電源 PowerArQ mini
1つめは、【SmartTap ポータブル電源 PowerArQ mini2】
デザインが可愛いところが人気の秘密です。
機能性よりもデザイン性重視の方には、こちらの商品がおすすめです。
Anker PowerHouse II 400
続いて【AnkerのPowerHouseⅡ400】
見た目もシックで、機能性も十分と言えるでしょう。
容量はそこまで大きいわけではありませんが、扇風機(弱モード)であれば約9時間ほど使えるので、なんとか一晩は持つのではないでしょうか?
また、ポータブル電源の有名メーカー「アンカー」から販売されているところも、安心ポイントの1つと言えます。
SmartTapポータブル電源PowerArQ2
カラーバリエーションが豊富で有名なポータブル電源は、【SmartTapポータブル電源PowerArQ2】
コンパクトサイズにも関わらず出力端子が沢山あったり、周波数の切り替えができたりと機能性はとても高いです。
また置くだけで急速充電ができる機能もついているため、コードが挟まる不安や絡まる心配もありません。
BLUETTI EB70
続いては、デザイン性も良く、尚且つ容量が大きいことが魅力のポータブル電源【BLUETTIEB70】
なんと定格出力が700Wもあるんですね。
こんなにも大きな出力があれば、電化製品を長時間つかえるでしょう。
またカラーも、カラーはカーマイン、ミントグリーン、スチールグレーと3色で展開していますので、お好きなものを選ぶことができます。
EFEcoFlow(エコフロー)ポータブル電源RIVERMax
続いて【EFEcoFlow ポータブル電源RIVERMax】
このポータブル電源は、急速充電機能が付いていたり、X-Boost機能が付いていたりと機能性がめちゃくちゃ高いんですね。
急速充電を使えば、なんと1時間で100%まで充電できますし、X-Boost機能のおかげで最大750Wまでの電化製品に繋げることができます。
700W以上の出力があるポータブル電源は、高価でなかなか購入できませんから、X-Boost機能が付いているこの商品は大変ありがたいです。
Anker(アンカー)PowerHouseII800
最後は、【Anker(アンカー)PowerHouseII800】
先ほどもアンカーから1つご紹介させていただきましたが、やはりポータブル電源といえばアンカーですよね。
こちらのポータブル電源は、778Whと容量が大きく、出力ポートの数が11個もありますので、不便なく使えること間違いありません。
十分な容量のポータブル電源を求めている方は、こちらがピッタリでしょう。
ポータブル電源の容量の目安は?キャンプの必要容量はどのくらい?まとめ
今回は、キャンプでポータブル電源を使うときの容量の目安についてご紹介させていただきました。
まとめると以下のようになります。
- 日帰り、デイキャンプ:〜500Wh
- 1泊2日のキャンプ:500〜1000Wh
- 2泊以上のキャンプ:1000Wh〜
キャンプの滞在日数によって、ポータブル電源の必要容量が変わるということですね。
もしあなたがこれからキャンプを考えているのであれば、今回ご紹介させていただいた’’おすすめのポータブル電源’’を選んでみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。