近年ではキャンプの形も様々な形が増えています。
ソロキャンプからファミリーのキャンプまで形はいろいろあります。
そんなキャンプ生活を快適にするツールの一つがポータブル電源です。
たとえ1泊のキャンプであっても、ポータブル電源があるだけで便利ですし、安心です。
今回はソロキャンプからファミリーキャンプまで、1泊キャンプをするのにお勧めなポータブル電源の選び方をご案内いたします。
1泊キャンプに使うポータブル電源の選び方
では、1泊キャンプに使うポータブル電源はどんなものがよいのでしょうか。
ここでは、ソロキャンプとファミリーキャンプの二つの視点からご紹介いたします。
ここでは快適さの基準として、電力消費が多く寝るときにも使う電気毛布を一晩中使える枚数でご紹介します。
ソロキャンプ(1泊)におすすめの容量(サイズ)は?
容量は400w
電気毛布を一晩中使える枚数の目安 1~2枚
重さは子供が片手で持てるくらいのものです。
ファミリーキャンプ(1泊)におすすめの容量(サイズ)は?
容量は700~1,000w
電気毛布を一晩中使える枚数の目安 2~4枚
重さは大人が片手で持てるくらいのものです。
出力波形は正弦波or純正弦波が良い
主に一般的な家庭のコンセントから出力される電気の波形のことを交流の正弦波もしくは純粋正弦波と言います。
ほとんどの電気機器は正弦波や純粋正弦波に対応して作られているため、ポータブル電源の出力波形が正弦波であればコンセントからの出力と同じように電力を供給出来ます。
一部のポータブル電源の波形は正弦波ではなく、「矩形波(くけいは)」や「修正正弦波」といった波形を出力する場合があります。1泊のキャンプに対してコストは抑えられますがあまりお勧め出来ません。この波形を一般的な電気機器に使用すると故障や劣化の原因につながる可能性があります。
ポート数は多いほうが便利!USB-Cがあるかも要チェック
ポータブル電源を選ぶ際に見落としがちなのがポートの数です。
出力ポートは数も種類も様々です。多いほうが快適に使うことができます。
1泊のキャンプであっても多く使えるに越したことはありません。
出力ポートは主にAC出力ポート、DC出力ポート、USB出力ポートの3種類が搭載されています。
また、USB typeーCが搭載されているとなおよいでしょう。近年USBーCは搭載されている製品が徐々に増えてきて、高速充電に対応しているものもあります。
1泊のキャンプで何人で使うかなど、実際の使用シーンに合わせてポート数を検討すると決めやすいです。
キャンプに使用するなら防水がおすすめ
山などでキャンプをすると突然の雨に会うことがあります。テント内に置いておければ良いですが、外に置いてしまうと片づけに手間取ることもあります。
ポータブル電源は内部が濡れてしまうと故障してしまう可能性が高くなってしまいます。
近年は突然の大雨も多いため、1泊のキャンプならなおのこと防水機能があると安心です。
ライト機能もあると便利
キャンプに限らず万が一の停電時にも便利なものでもあります。
購入の際には併せてチェックしておくと良いでしょう。
ポータブル電源のキャンプでの活用例
キャンプを便利なものにするポータブル電源。
スマートフォンやノートパソコンやカメラの充電も不自由なく出来る様になります。
また、ホットプレートなどの料理家電に使用できるためキャンプ料理の幅が広がります。
寒い日や暑い日の夜も快適に過ごせます。
どんな風に使えるか詳しく説明しましょう。
スマートフォンやパソコンの充電が可能
ポータブル電源ならば、スマートフォンを複数台充電できます。モバイルバッテリーよりも安定して充電できます。
ノートパソコンやモバイルプロジェクターも充電可能です。
夏はサーキュレーターが使える
夏の1泊のキャンプの寝苦しさを解消するのにもポータブル電源は大活躍です。
サーキュレーターを長時間使用するにも電気量を気にせずに使えます。
夏は小型扇風機があれば焚火の火力の調整もできます。電力の安定感のお陰で様々な応用をきかせることができますね。
冬は電気毛布が使える
秋冬の1泊のキャンプでは電気毛布が大活躍します。幅広く使える暖房器具の一つです。
ポータブル電源は電気毛布を一晩中使うのにとても便利です。
冬場の1泊のキャンプもポータブル電源と電気毛布があれば安心して夜を過ごせます。
ソロキャンプで1泊する場合のおすすめのポータブル電源
ここまで、ポータブル電源のメリットをお伝えしてきましたが、いざ購入となると様々な商品があり機能も多彩です。
ここでは目的を絞ってお勧めのポータブル電源をご紹介いたします。
まずはソロキャンプで1泊する場合にお勧めなポータブル電源を見てみましょう。
Jackery ポータブル電源 400
Jackery ポータブル電源 400は最大電力200Wの機器が給電できます。
多数の設備に対応しており、電気毛布を強で使っても8時間くらいは十分使えます。
本体のサイズはJackeryの中でもコンパクトですが、バッテリー容量はとても大きいので人気があります。
EcoFlow RIVER 2 Max
業界トップクラスの高速充電を誇り、一般的なポータブル電源と比べて5倍速く充電できます。
わずか60分で0から100%の充電が出来てしまいます。
急なキャンプでも準備をしている間に充電出来てしまいますね。
PowerArQ PowerArQ mini 2 307Wh
B5サイズの大きさ。コンパクトでかわいいデザインのポータブル電源です。
天板にワイヤレス充電パッドを備えているのでスマートフォンの充電を手軽にすることができます。
本体にLEDライトを搭載されているにもかかわらず、簡易LEDランタンを同梱してくれてます。
Anker Anker 522 Portable Power Station
Ankerの電源は満充電で保管しても劣化しにくい設計でいざという時とても便利です。
出力ポートにUSBーCが2つ備わっているという便利な特徴も魅力的です。
ノートパソコンやUSB家電など様々なデバイスに同時に給電および充電可能です。
ファミリーキャンプで1泊する場合のおすすめのポータブル電源
ここではファミリーキャンプで1泊する場合のお勧めなポータブル電源をご紹介いたします。
具体的な電力や機能は家族の声を聞きながら調節するのがベストです。
参考までにご覧ください。
PowerArQ PowerArQ 3 ポータブル電源 555Wh
大きな特徴はバッテリー交換システムが搭載されていること。
初めてポータブル電源を買うときはバッテリー容量に悩むもの。
PowerArQは専用バッテリーを追加購入することが出来るので、2つあれば1,110wと容量を積み増しできます。
EcoFlow RIVER 2 Pro
電気自動車にも使われているLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)を搭載したポータブル電源です。
バッテリー充放電が約3,000回で保証期間が長めに設定されていて、安心して使えるポータブル電源です。
もしもの時の備えとしても心強い味方になってくれます。
BLUETTI EB55
13台のデバイスを同時に給電出来る強者です。
ポートの多さで家族の期待に応えることができますね。
電気自動車にも採用されているバッテリーマネジメントシステム(BMS)を搭載しています。
過充電や過放電保護など、バッテリーの安全のために監視と管理をしてくれる機能です。
安心して使えますね。
Anker Anker 535 Portable Power Station
ACコンセントが4つ備わっていて最大500Wの出力が可能なので、ミニ冷蔵庫やミキサーにも使えます。
キャンプご飯の幅が広がりますね。
Ankerの電源は劣化しにくい設計なうえ、「パススルー充電」という機能を利用して、家庭のコンセントにつないだままバッテリーを傷めずに使用することもできます。
バッテリーを痛めることなく普段使いが出来るので、いざという時すぐに使えます。
ポータブル電源はレンタルもある?
ポータブル電源はとても便利です。
一家に一台ほしいところですが、高いものは10万以上することも…
すぐに購入に踏み切れない場合はレンタルすることもできます。
小型のタイプであれば、1日あたり3,000円~5,000円くらい
大型のタイプだと、1日あたり7,000円~8,000円くらいとなるようです。
レンタルのルールはお店によって違うので、予算や期間の都合にあったところを探すと良いでしょう。
キャンプ1泊のポータブル電源の必要容量の目安は?ファミリーとソロの違い!まとめ
ここまで、1泊キャンプに便利なポータブル電源について、ソロキャンプとファミリーキャンプに分けてご紹介してきました。
・ソロキャンプでは400Wくらいの軽量サイズがお勧めです。電気毛布を一晩中使ってもゆとりがあるくらいです。
・ファミリーキャンプでは700W~1,000Wくらいがお勧めです。電気毛布を2~4枚一晩中使えるくらいです。
お子さんの体質によっては湯たんぽでも眠れる場合もあるのでご家族の要望に合わせて選ぶと良いでしょう。