ポータプル電源は現在キャンプやアウトドアだけでなく、防災用として購入する方が増えてきています。
ですが、いざ使ってみると思い通りに使えなかったり、予想外の充電の減りの早さに驚くこともあります。
ポータブル電源の充電の持ち時間がわかると、災害時の対応でもあわてずに済みます。
ポータブル電源の使用時間の計算方法は?
ポータブル電源の搭載電池容量を確認してみましょう。
バッテリー容量を確認するためには、様々な数字と単位に気を付けてみていく必要があります。
持ち時間の計算に必要なのは下記の2つです。
- W(ワット)…消費電力のこと。この数字が大きいほど多くの電力が必要になります。
- Wh(ワットアワー)…1時間で何W(ワット)の電力を消費できるかということ。
特に優先して確認すべきはWh(ワットアワー)です。
Wh(ワットアワー)が大きければ大きいほど多くの電気機器を長時間使用できます。
式で表すと下記のようになります。
持ち時間(h)= 充電容量(Wh)÷ 使用する電化製品の消費電力(W)
ポータブル電源をで家電を使うためにはどのくらいの容量が必要?
それではポータブル電源で家電を使うためにはどのくらいの容量が必要なのでしょうか?
計算の仕方の手順は下記の3つです。
- 使いたい製品はどのくらいの消費電力が必要か調べる。
- 製品を使う時間を決める。
- 使う家電の消費電力(W)×使いたい時間(h)で掛け算する。
- 計算で出た数字よりも少し余裕を持たせて計画する。
例えば、キャンプで1300Wのホットプレートを12分間くらい使って料理をしたいとします。
しかし、ポータブル電源のバッテリーは100%の効率で使えるわけではありません。
バッテリー内部の電力を家電製品が使える交流電流へ交換する過程で少し消費してしまうからです。
また、予定を超えて電力を消費することもあるので、余裕を持ったポータブル電源を選ぶと良いでしょう。
ポータブル電源を長持ちさせるためには?
ポータブル電源はなかなか高価なものなので、出来るだけ長くバッテリーを持たせたいものです。
ポータブル電源を長持ちさせるにはどうすればいいのか、下記にてご紹介いたします。
ポータブル電源は高温多湿が苦手です。特に暑い時期に直射日光が当たる場所において使うと、内部のリチウム電池が熱くなります。熱を持ったまま使用すると電池の劣化の原因になります。
寒すぎる場所も苦手です。電池の動きが鈍くなってしまうためです。低温環境下では電池の使用時間が短くなる点も覚えていく必要があります。
ポータブル電源の使用時間の計算方法は?容量で持ち時間の目安を知る方法まとめ
ここまで、ポータブル電源の充電の持ち時間の計算の仕方をご紹介してきました。
計算の仕方のポイントは
- 使いたい機器の電力をすべて確認する。
- 機器の電力の使用時間を考える。
- 電力と使いたい時間を掛け算する。
- 計算で出たバッテリーの最小容量に20%くらい余裕を持たせて計画する。
ポータブル電源を長持ちさせるために、保管場所に気を付けたり、定期的にポータブル電源を使うことも大切です。いつでも快適に使えるようにポータブル電源のメンテナンスも忘れないようにしましょう。