土木や建築工事現場では、今までは当たり前のように発電機が使われていました。
発電機は燃料があれば発電し続けるため、長時間の使用に向いています。
ところが、本体の重量が重く一人では動かしにくかったり、使用時に大きな音がしたり、排気ガスが発生するため環境への問題もあり、近年では工事現場用にポータブル電源を採用する事業所が増えています。
見た目がコンパクトなポータブル電源は、現場用には「容量が足りないのでは?」と心配されるかもしれませんが、安心してください!
最近では、発電機のパワーと持続力に負けないような、現場用のポータブル電源も発売されており、注目を集めています。
現場用にポータブル電源が必要な理由とは?
ポータブル電源が現場にあると、なぜ便利なのでしょうか?
具体的には下記のようなメリットがあります。
- 電源工事をする必要がなくなる
- どこでも電力が使える
それでは、それぞれ解説させていただきます。
理由1.電源工事をする必要がなくなる
現場での電力確保で、最も一般的な方法は仮設電気工事による電源の引き込みです。
この場合、仮設電源は電気工事士が施工します。
短期間の工事でそこまでの必要がない場合は、発電機が使われることもあります。
現場の職人は常に忙しく、また工事期間にも余裕がないことが多いため、ポータブル電源を採用することで、電気工事をする必要がなくなることは大きなメリットと言えるでしょう。
理由2.どこでも電力が使える
ポータブル電源は「持ち運べる蓄電池」です。
コンセントの位置を気にすることなく、どこでも電力が使えます。
場合によっては長いケーブルの取り回しも必要なく、職人さんのストレス軽減にも役立つでしょう。
燃料を使用する発電機の場合、閉鎖的な空間では、一酸化炭素中毒の危険があり使用できません。
また、発電機は大きな音がしますので、特に夜間の住宅街では騒音によるトラブルも心配されます。
その点、ポータブル電源は静かで環境にも優しく、どこでも電力を使うことができるのです。
現場用としてオススメのポータブル電源の選び方は?
では、ポータブル電源はどのようにして選ぶとよいのでしょうか。
ポイントは大きく分けると下記のようになります。
- 電気容量が大きいもの
- 充電速度が早いもの
- 安全性と品質が高いもの
それでは、それぞれ解説させていただきます。
選び方1.電気容量が大きいもの
現場では、消費電力の大きい機器を使用したり、同時に複数の機器を繋いで使用する場面が多く見られます。
ポータブル電源の容量よりも、使用する機器の消費電力が大きいと、その機器は使用できませんので注意が必要です。
あらかじめ使用する機器の消費電力の合計を計算しておき、それよりも大きな容量のポータブル電源を用意しましょう。
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EcoFlow史上最高スペックの大容量ポータブル電源です。
容量は3,600Wh、定格出力は3,000W、瞬間最大出力は6,000Wあり、99%の家電に対応。
最大10,800Whまで容量の拡張が可能な点も、電気を多く使用する現場にとって嬉しいポイントです。
本体自体の重さは45kgありますが、キャスターとハンドル付きで、移動も楽々。
2022年「令和4年度青森ねぶた祭り」において、歴史上初めて脱炭素ねぶたに活用されました。
選び方2.充電速度が速いもの
工事中にポータブル電源の充電がなくなってしまったら、そこで工事がストップしてしまう可能性があります。
現在は性能が上がり、短時間で急速充電が可能なポータブル電源も増えてきました。
頻繁に充電することも想定して、充電速度の速いものを選ぶと安心です。
また、どのような方法で充電できるのかも確認しておきましょう。
ソーラーパネルで充電できる製品の場合、昼休みなどを利用して太陽光から充電することも可能になります。
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容量2,160Wh、定格出力2,200W
コンセントからは2時間、ソーラパネル(200W×6枚使用)で2.5時間で充電が可能です。
フロント部分にライトを搭載しているため、夜間の作業時にも役立ちます。
選び方3.安全性と品質が高いもの
ポータブル電源は、いくつもの国で生産されていて、たくさんの種類があります。
中には安全性の低い製品もありますので、購入前にはメーカーについても調べるようにしましょう。
保証期間が短い、メーカーのサポート体制が十分でない、日本語に対応していないような場合は、リスクが高いため購入はおすすめしません。
購入者の口コミはかなり参考になりますので、時間を取ってじっくり読んでみてください。
発火のリスクの少ない「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載したポータブル電源が安全性が高く、寿命も長いのでおすすめです。
容量3,600Wh、定格出力3,600W
こちらの製品は、バッテリーの安全確保のために高性能なシステムを使っており、高温保護、過電圧保護、低電圧保護、放電低温度保護、過電流保護、過負荷保護、ショート保護、充電過電圧保護の管理を適切に行います。
アフターサービスも評価が高く、高品質で安全性の高いおすすめの1台です。
ポータブル電源は現場用として使える!でもどれがオススメ?まとめ
ポータブル電源は、音が静かで環境にも優しく、現場用としてもおすすめです。
現場用にポータブル電源が必要な理由は以下の2つです。
- 電気工事をする必要がなくなる
- どこでも電力が使える
続いて、現場用のポータブル電源の選び方のポイントは、以下の3点になります。
- 電気容量が大きいもの
- 充電速度が速いもの
- 安全性と品質が高いもの
ホームページや口コミなどを参考にしながら、メーカーや製品を選びましょう。
購入される際は、各社とも定期的にセールが行われているので、要チェックです!
今回は以上になります。
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また次の記事でお会いしましょう!