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ポータブル電源は危険?買ってはいけないのはどんなの?火災原因は?

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ポータブル電源は便利なアイテムであり、多くの人々が災害時やアウトドア活動で利用しています。

しかし、中には危険なポータブル電源も存在します。本記事では、ポータブル電源の危険性について詳しく探っていきます。

火災の原因や買ってはいけないポータブル電源の特徴についても解説します。

ポータブル電源を購入する際には、安全性を重視して選ぶことが重要です。

さあ、ポータブル電源の危険性を知り、正しい選択をしましょう。

目次

ポータブル電源の安全規格について!PSEは意味ない?

安全

ポータブル電源を買うときには、「PSEマーク」を気にする方もいるかもしれません。

ですが、実際には、ポータブル電源にはPSEマークを表示する必要はありません。

PSEマークの表示が必要なのは直流で出力されるものとなっています。

一般的なポータブル電源は「交流で出力」されるので、PSEマークをつける必要はないんです。

また、オフィスなどで使われる無停電電源装置(UPS)にも、PSEマークの表示は義務づけられていません。ですので、「PSEマークがあるかないか」で品質を判断するのはおすすめできません。

こんなポータブル電源は危険?買ってはいけない!

NG

というわけで、この見出しでは勝手はいけないポータブル電源についてみていきましょう。

ちなみに、下記のようなポイントがあります。

  • 相場よりも安価
  • 安全性についての説明が足りない
  • 正規販売店ではない
  • アフターサービスが不十分
  • リコール製品

それでは、詳しく見ていきましょう!

相場よりも安価

ポータブル電源は、安いものでも数万円から始まり、高いものでは20万円を超える製品もあります。

だからこそ、「なるべく安く買いたい」と思うでしょう。

ただし、相場よりも安すぎる製品には注意しましょう。

ポータブル電源だけでなく、どんな商品にも言えることですが、「安い」という理由があるのです。

以下の表は、各容量の目安価格をまとめたものです。

容量 (Wh)価格の相場
200~3002万円~4万円
400~5004万円~7万円
600~7006万円~8万円
1000以上12万円以上

型落ち品の在庫処分などで大幅に値引きされている場合もありますが、その場合でも保証期間やサポート体制、修理などのアフターサービスがしっかり整っているかを確認してから購入しましょう。

安全性についての説明が充実していない

安全性に信頼があるメーカーは、安全性に対して十分な対策を講じており、その安全性に関する情報をウェブサイトなどで詳しく記載しています。

例えば、次のような説明や記載が存在するかどうかを確認しましょう。

もちろん、安全性に関する詳細な記載があるからと言って、記載がない製品が必ずしも危険というわけではありません。

なぜなら、誤った使い方をすればどの機種でも事故の原因になる可能性があるからです。

しかし、安心して利用するためには、安全性についてしっかりと説明されているかどうかを確認することが一つの指標となりますので、注意しておくことをおすすめします。

正規販売店ではない

安心できないお店からの並行輸入品や中古品は、通常よりも安く買えることがありますが、リスクもあります。

非公式の販売店からの購入では、商品が本物かどうかや、安全な状態で運ばれているかは不明です。

また、非公式販売店で買ったポータブル電源は、メーカーの修理対象外になることもあるので、安全に長く使いたい場合は、非公式販売店での購入は避けるべきです。

アフターサービスなど保証内容が不十分

ポータブル電源を買うときは、国内の有名なブランドを選ぶと安心です。なぜなら、そういったメーカーは問題があったときに迅速に対応してくれますし、なにより日本語で相談できるからです。

しかし、海外のメーカーの場合は注意が必要です。特に、日本に支社がない場合や日本語のサポートがない場合、トラブルが起きたときに手続きが面倒になる可能性があります。

海外のメーカーのポータブル電源を買う場合は、購入後のサポートがしっかりされているか確認しましょう。

また、ポータブル電源を買うときには保証期間も大切です。保証期間が短い場合や保証がない場合は、トラブルが起きたときにメーカーのサポートが受けられません。その結果、修理や交換にお金がかかってしまいます。

海外のメーカーのポータブル電源を買う場合は、日本語でのサポートが提供されているか確認しましょう。安心して買い物ができるようにしましょう。

リコール製品

ポータブル電源を買おうと考えている場合、その製品がリコールの対象になっていないか確認しましょう。

リコールとは、その製品が過去に火災や事故の原因となり、メーカーが回収していることを指します。

新品としては販売されないかもしれませんが、フリマアプリやリサイクルショップなどではリコール対象の中古品が販売されている可能性もあります。

中古品は、リコール対象の可能性があるだけでなく、過去にどのような扱いを受けたかが分かりにくく、衝撃などの損傷を受けている可能性もあります。そのため、購入は避けることをおすすめします。

ちなみに、ポータブル電源のおすすめはこちらの記事からご確認ください。

リン酸鉄リチウムポータブル電源のおすすめは?選び方や最強人気機種について

ポータブル電源の事故や火災の事例

火災

それでは、ポータブル電源による火災はどのような事例があるんでしょうか。

ネットでも簡単に調べられますが、ここでは2件ほどご紹介させていただきます。

ポータブル電源の火災事例

こちらは充電中に起きた火災となります。

消防局によると、昨年1月、横浜市中区の横浜第2合同庁舎2階で厚生労働省の麻薬取締部横浜分室が入る事務所の一角が焼けた。ポータブル電源2台を充電中だったという。

朝日新聞デジタル

防災推奨品のポータブル電源でも火災事故はある

こちらも同じく充電中による火災ですが、防災推奨品の製品を使用していた場合でも火災が起こっています。

事故発生前にキャンプで当該製品を使用した後、自宅にて充電を開始し、6~8時間経過した頃、「パチパチ」と音が出始めたため、ACアダプターのDCプラグを外したが異音は止まらず、約30分後に大きな破裂音と共に発煙し、出火した。

独立行政法人製品評価技術基盤機構

ポータブル電源で火災(熱暴走)が起こる原因は?

ポータブル電源で火災や熱暴走が起こる原因は、複数あります。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

電源のショート

ポータブル電源を炎天下の車内に放置したり、雨に濡れたまま使用すると、内部でショートが発生しやすくなります。

ショートが発生すると、急激な大電流が流れるため、異常な熱が生じ、それが火災の原因となります。したがって、ポータブル電源を車内に放置したり、雨の中で使用すると、ショートのリスクが高まります。

衝撃

ポータブル電源を何かにぶつけたり、落としたり、強い衝撃を受けると、内部の電池が壊れる可能性があります。

その壊れた電池によって、異常な熱が出たり、発熱を感知する機能が働かなくなったりすることで、火事が起きる危険性が高まります。

中には、火事がすぐに起きるわけではなく、しばらく時間が経ってから火災が発生する場合もあります。ですので、ポータブル電源は大切に取り扱って、落とさないように気を付ける必要があります。

過充電

ポータブル電源は、通常は100%以上の充電を防ぐ仕組みがあります。

しかし、何か故障や初期不良があると、100%になっても充電が止まらず、電池の中で化学反応が起きて熱が発生します。

その熱が高まると、火災の原因になることがあります。

ちなみに、ポータブル電源のおすすめはこちらの記事からご確認ください。

リン酸鉄リチウムポータブル電源のおすすめは?選び方や最強人気機種について

ポータブル電源の危険における対策について

対策

というわけで、ポータブル電源の危険についてどのように対策するべきか、方法をいくつか提案させていただきます。

リコール品ではないか確認する

同じことを繰り返しますが、リコール品は事故の危険性が高くなるため、間違ってリコール品を買ってしまうことがないように気をつけましょう。

消費者庁の「リコール情報サイト」で、買おうとしている製品がリコール品ではないか確認してみましょう。

リコール情報サイト

メーカー公式販売や正規代理店で購入する

同じブランドで同じ型番の製品を買う場合でも、並行輸入品を買うのとメーカー公式ストアや正規販売店で買うのはアフターケアが違います。

安全で安心して長く使うためには、メーカー公式ストアや正規販売店で買いましょう。正規店で買うと、品質やサポートが手厚くなり安心です。

リン酸鉄系のポータブル電源を選ぶ

ポータブル電源には「リチウムイオン電池」という種類の電池が使われています。

このリチウムイオン電池は、「三元系」と「リン酸鉄系」という二つに分けられます。その中で、より安全で長く使えるのは「リン酸鉄系」のリチウムイオン電池だと言われています。

最近では、安全性や寿命の面から、「リン酸鉄系」のポータブル電源がよく使われるようになっています。ですので、今買うなら「リン酸鉄系」のポータブル電源がおすすめです。

保管状況に注意する

ポータブル電源を使うときは、保管状況に注意する必要があります。

まず、炎天下や直射日光の当たる場所にポータブル電源を放置しないようにしましょう。なぜなら、そうすると内部の温度が急上昇し、ショートや発火の危険性が高まるからです。

また、真夏の車内でもポータブル電源を放置しないようにしましょう。車内は高温になりやすく、ポータブル電源も熱くなってしまいます。

だから、夏のキャンプや屋外で使うときは、なるべく涼しい日陰にポータブル電源を置きましょう。そして、車内には絶対に放置しないように気を付けましょう。

衝撃や水濡れに気をつける

ポータブル電源は、ぶつけたり落としたりすると内部の電池が壊れる可能性があります。ですから、大切に扱ってぶつけないように気を付けましょう。

また、ポータブル電源は水に弱いです。雨の中で使用すると故障の原因になりますし、水に浸けてしまうと危険です。内部の電気と水が反応して火災やけがの原因になることもあります。

ポータブル電源は間違っても、水の中に入れないようにしましょう。

ちなみに、ポータブル電源のおすすめはこちらの記事からご確認ください。

リン酸鉄リチウムポータブル電源のおすすめは?選び方や最強人気機種について

ポータブル電源は危険?買ってはいけないのはどんなの?火災原因は?まとめ

まとめ

今回はポータブル電源の危険性などについて紹介させていただきました。

要点は下記のようになります。

  • 中古のポータブル電源はリコール品の可能性あるため、避けたほうが良い。
  • 安価なポータブル電源には注意が必要であり、相場よりも安すぎる場合は品質に問題がある可能性がある。
  • メーカーが安全性について詳細な説明をしているか確認すること。安全性に関する記載がない製品は注意が必要。
  • 非公式の販売店からの購入はリスクがあり、保証やアフターサービスが不十分な場合がある。
  • ポータブル電源の火災や熱暴走の原因はショート、衝撃、過充電などが挙げられる。

以上です。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

ちなみに、ポータブル電源のおすすめはこちらの記事からご確認ください。

リン酸鉄リチウムポータブル電源のおすすめは?選び方や最強人気機種について

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