災害や停電時が起こると電気が使えなくなってしまいますが、ポータブル電源があると一時的に電気を使うことができます。
とはいえ、災害や停電なんて早々ないし、いらないという声もありますよね。
そこで今回の記事では、災害や停電、本当にポータブル電源はいらないのか、それともあると役に立つのかを調べてみました。また、おすすめのポータブル電源も紹介してみました。
災害時にポータブル電源は必要!

日本では身近に地震などの災害があり、停電も珍しいことではありません。
では、そういった災害に備える上でポータブル電源はいらないのでしょうか?
というわけで、いらないという意見・必要だという意見について詳しく見ていきましょう!
災害時にポータブル電源はいらないという意見
ポータブル電源は別にいらないという意見があるのは事実です。その理由としては下記の3つが挙げられます。
- 電力はすぐに復旧する可能性が高い
- ラジオなどは乾電池でも十分動作する
- 普段は使わないのに費用は高い
たしかに、どれも納得してしまいそうな理由ですよね。
ですが、それでもポータブル電源は必要だと考えます。
お次はポータブル電源は必要という意見について見てみましょう。
災害時にポータブル電源は必要という意見
結論から申し上げますと、ポータブル電源は災害時や防災に必要です。
大災害や停電などの緊急事態では、電力供給が途絶えることがあります。
ですが、我々の生活にはすでに電気は欠かせないものとなっております。
そこで、ポータブル電源があると携帯電話やラジオ、照明などにあてる電力を補うことができます。
モバイルバッテリーで十分という意見もありますが、災害時は数日間に渡って電気を使用できない場合もありますので、大容量のポータブル電源があると非常に有効です。
また、ポータブル電源は単なるバッテリーパックというわけではありません。
通常のモバイルバッテリーはUSB端子しか備えられていないことが多いですが、ポータブル電源であればUSB端子はもちろん、通常のコンセントも使用可能です。
ですので、電気毛布やミニ冷蔵庫など使える電化製品の幅がかなり広がります。
これらの理由から、ポータブル電源は災害や停電時に必要と言えるでしょう。
災害時に役立つポータブル電源5選を紹介!

というわけで災害時におすすめのポータブル電源にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は当サイトにて5台ほど選ばせていただきました。
EcoFlow DELTA Max
※ポチップ
「DELTA Max」というポータブル電源は、EcoFlow(エコフロー)という人気メーカーが提供している最上位モデルです。このモデルには、1,612Whおよび2,016Whの2つの容量バージョンがあります。
DELTA Maxは、定格出力が2000W(瞬間最大出力4200W)であり、USB-C(PD)ポートでは最大100Wの出力が可能です。また、特筆すべきはバッテリーシステムです。
専用のエクストラバッテリーも販売されており、1,612Whモデルでは最大5,644Wh、2,016Whモデルでは最大6,048Whまでバッテリー容量を拡張することができます。
このポータブル電源は、アウトドアやキャンプ、車中泊などのシーンに最適ですが、万が一の状況にも柔軟に対応できる汎用性があります。
Jackery ポータブル電源 1500 PTB152
※ポチップ
Jackeryの「ポータブル電源 1500 PTB152」は、既存のモデルよりも大容量かつ高出力な製品です。このポータブル電源は、電子レンジやドライヤーなどの高消費電力機器の使用も可能です。
このモデルの定格出力は1800W(瞬間最大出力3600W)であり、USB-C(PD)ポートの出力は最大60Wです。また、容量は1,534Whと非常に大きなスペックを誇っています。
さらに、「Twin Turbo(ツインターボ)システム」が搭載されており、ACアダプターを2つ接続することで、非常に大容量なバッテリーなのにも関わらず、最短4時間でフル充電が可能となっています。
EcoFlow EFDELTA
※ポチップ
このポータブル電源は『EcoFlow』の上位モデルで、超大容量かつ高出力です。
バッテリー容量は1260Whで、最大1,600Wの定格出力があります(瞬間最大出力は3,100W)。さらに、最大13台の製品を同時に充電できるポートも搭載されています。しかし、最も注目すべきは、EcoFLOW独自の「X-Stream技術」により、わずか2時間でフル充電が可能という点です。
このポータブル電源は、スマートフォン(3Ah)の充電を約100回分行えますし、LEDランプの点灯(10Wh)を約36時間分維持することができます。そのため、急な外出や緊急時にも優れた対応力を持つポータブル電源です。
Anker 757 Portable Power Station (PowerHouse 1229Wh)
※ポチップ
Ankerのポータブル電源は、かなり大容量なリン酸鉄リチウムイオン電池を使っております。
他のメーカーのポータブル電源と比べると、バッテリーサイクル数は約6倍(3000回)もありますので、パススルー充電で劣化する心配もナシです。
サイズとバッテリー容量に対して、ちょっと重いかもしれませんが、頻繁に移動しないのであれば、長い間ハイパフォーマンスで使えるのはとてもおすすめです。
PowerArQ S7 ポータブル電源PA70-TN
※ポチップ
PowerArQの”S7ポータブル電源”は、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、3000回以上のバッテリーサイクルを持つことが特徴です。
一般的な13Wのスマートフォンであれば約50回充電することができます。
ソーラー充電やカーチャージ、LEDライトなどの災害時に役立つ機能を備えており、非常灯としても使用できる利点があります。
さらに、本体を充電しながら外部に給電できるパススルー充電機能や、ワイヤレスでスマートフォンやタブレットを充電できる機能も搭載されており、さまざまな場面で活用できます。
効率的に電力を使用し、多機能な製品であるため、ポータブル電源を検討しているすべての方におすすめできる商品です。
ポータブル電源の防災グッズとしてのメリット・デメリット

メリット①緊急時の電力供給
災害時や停電時にポータブル電源を使用することで、緊急時の電力供給を確保できます。携帯電話やラジオ、照明など、生活に必要な機器を動かすための電力をカバーできます。
メリット②ソーラー充電が可能な機種もある
太陽光を利用して充電できるポータブル電源は、災害時においても再充電の手段として有効です。太陽光が利用できる場所であれば、長期間の停電時でも電力を維持することができます。
メリット③携帯性と持ち運びの便利さ
ポータブル電源は軽量で持ち運びが容易なため、避難時や移動時にも利用できます。屋外での避難や非常時の活動において、必要な場所に持ち運びながら電力を利用することができます。
デメリット①充電時間が長すぎる
ポータブル電源は充電に時間がかかる場合があります。ソーラーパネルを使用する場合でも、天候や日照条件によって充電速度が影響を受けることがあります。十分な充電時間を確保する必要があります。
デメリット②保守と管理が手間
ポータブル電源は定期的な保守と管理が必要です。バッテリーの寿命や性能を維持するために、適切な充電・保管・メンテナンスが必要です。正しい取り扱いと管理が行われない場合、性能の低下や故障のリスクがあります。
最悪の場合は火災が発生したという例もあります。
ポータブル電源が役立った事例

災害時には家庭用コンセントが利用できない可能性があるため、ポータブル電源は非常に頼りになります。
具体的な災害状況を想定して、ポータブル電源が提供する利点を確認してみましょう。
スマートフォンやパソコンなどへの電力供給が可能
スマートフォンやパソコンなどの通信機器に電力を供給できるため、常に情報を把握し、自身の安全確認や連絡手段を確保することができます。
周囲の状況を正確に把握することで、行動選択が容易になり、より安全に行動することができる可能性が高まります。
ソーラーパネルでの発電で電力枯渇を回避
ACコンセントからのポータブル電源への充電が不可能な状況になった場合でも、ソーラーパネルを利用すれば太陽光から自家発電することができ、災害時の避難生活期間を延ばすことができます。
ただし、太陽光が当たることが必要ですので、ソーラーパネルの設置場所や角度に注意し、十分に太陽光が当たる場所に設置してください。
また、近隣の方々と電力をシェアすることも検討してみてください。お互いに電力を分け合うことで、助け合いの精神を育むことができますね。
夏場の災害でも扇風機が使える
夏の災害時には、暑さ対策が非常に重要です。
扇風機だけでも使用できれば、体感温度はかなり変わるでしょう。
扇風機は電力消費がさほど気にならず、ハイエンドモデルに限らず運転させることができ、長時間の使用も可能です。
熱中症を予防するためにも、積極的に扇風機を活用しましょう。
ポータブル電源はいらない?災害や停電時には役に立つ?まとめ

今回はポータブル電源は災害や停電時に役に立つのか、それともいらないのかということについて解説させていただきました。
結論としましては下記のようになります。
- 災害や停電時には電気が使えなくなる可能性がある。
- ポータブル電源は一時的に電力を供給できるため、防災時には便利。
- 日本は災害や停電が多いため、ポータブル電源は備える価値がある。
- ポータブル電源の利点として、大容量で携帯電話やラジオ、照明などの電力補給が可能。
- ポータブル電源は安全性に注意が必要であり、正しい使用方法や保管方法に注意する必要がある。
以上です。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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